きっと、それは、こころが溢れ出したから。



お仕事の前にカフェでゆっくりしよう。

早起きして、せっせと準備をするわたし。 

車を走らせる道中、ふと海に行きたくなった。 

お気に入りの音楽をかけ、天気の良さにふわりと幸せを感じ、自然と笑みがこぼれる。 

海岸に着き、ゆっくりと腰を下ろす。
沸かしておいた白湯をすすりながら海を眺める。 

「おはよぉ〜!」
真っさらな白湯が、丁寧に、わたしの体を起こしていく。 

まぶたを閉じ、太陽に向かい顔をあげる。
目を閉じていても、しっかりと、お日様が見える。 

優しい温かさがわたしの体にじんわりと入ってくるのを感じる。 

太陽に照らされ、海はキラキラと喜ぶ。 

自然を、沖縄を、感じる。 

白湯をいただけること、
太陽がいつもと同じ場所で輝いてくれていること、海が眩しくわたしを照らしてくれること。 

そんなひとつひとつに心を躍らせていると、涙がほろりと溢れてきた。 

きっと、それは、わたしのこころが溢れ出したから。 

当たり前のように感じるもの。
それは、尊い奇跡。 

幸せを感じることができる時間、それこそ、奇跡。 

そんな、ひとつひとつのミラクルを丁寧に感じていこう。 

ほんのりオレンジ色した、優しい朝。 


しあわせだなぁ。 

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